英語力を示す指標として長らく支持されているTOEIC。
多くの人が、高得点を目指して独学・スクール・参考書を駆使して挑戦しています。
しかし勉強を始めた際に、
「リスニングが聞き取れない」
「英文を読む速度が追いつかない」
「問題形式に慣れない」などといった悩みの壁にぶつかることも多いでしょう。
そんな悩みを一変させるのが、AIツール(特にChatGPTなどの生成AI)です。
AIを使えば、リスニングのディクテーション補助やシャドーイング文の生成、リーディング問題の解説を瞬時に行えます。
これまで時間をかけていた、「調べ物」「訳す・解説を探す」という作業をAIに任せることができ、自分は理解と練習に集中できる。
つまり、TOEIC対策におけるAI活用は、単なる「便利技」ではなく、時間を自分に投資するための強力な手段であり、自己投資の一形態と言えます。
本記事では、リスニング・リーディング強化を中心に、TOEIC対策でAIを最大限に活かす裏技を具体的に紹介していきます。
AIでリスニング力を飛躍的に高める使い方
TOEICのリスニングパートは全495点。「聞き取る速度 × 聞き取りの精度」が問われます。
点数を稼ぎやすい一方、伸び悩む人も多い分野です。
AIを活用すれば「聞き取りの練習量」と「理解の質」を一気に引き上げられます。
1-1. 書き起こし(ディクテーション補助)
英語音声を聞き取って書き起こす「ディクテーション」は王道の訓練法ですが、長文だと書き起こすだけで時間を取られます。
このとき、ChatGPTに「以下の音声の書き起こしをしてください」と指示し、音声をテキスト化してもらいます(音声を文字起こしできるツールと組み合わせる必要あり)。
その結果を自分でチェックして修正することで、「聞き取れなかった部分」を浮き彫りにできます。
このサイクルを回すことで、どの発音・どの部分が聞きにくいかを可視化し、重点的に練習できます。
1-2. シャドーイング用スクリプト生成
シャドーイング(聞きながらすぐに口でなぞる)はリスニング力向上に極めて有効です。
あなたが持っているTOEIC公式問題集等の音源をAIに入力してもらい、「この音源をもとにシャドーイング用スクリプト(少しゆっくりめ・単語に分けて表示)」を生成してもらいます。
そのスクリプトを見ながら耳+口を連動させる練習をすることで、速度と正確性の両方を鍛えられます。
参考書を撮ってAIに送る作業をするだけでも、読み上げてくれるんですよね、優秀☝️
1-3. リスニング問題の類題化
TOEIC形式のリスニング問題をChatGPTに生成してもらうのも有効です。
例えば「Part 2形式の質問文を10問作って、5つは正解・不正解例を含めて」といったプロンプトを投げると、すぐに類題が返ってきます。
それを音声化して自分で耳で聞く練習にも使えます。
(テキスト→音声変換ツールと組み合わせて)
これにより、本番で出るパターンをAIで先取りでき、過去問だけでは経験できない問題パターンも鍛えられます。
聞き取る音声を変えたり、ネイティブな微妙なアクセントのずれなどもお願いすることができるので、耳慣れにもいいのです☝️
自分専用の対策テキストが作れるようなもの💮
AIでリーディング力をアップする方法
TOEICのリーディングは「読む速度 × 語彙力 ×構文把握力」が鍵です。
時間配分と語彙力が勝負の分かれ目。
AIを使うと英文を処理する雑務を減らし、「読むことに集中できる環境」を作れます。
2-1. 英文要約・構造分析
長文を読んだ後に、ChatGPTに「この英文を要約してください」「主語・述語・修飾語の関係を図解してください」と頼むことで、構文理解を助ける解説を得られます。
特に、長文を読み終わった後に「どこで論理が折れているか」「展開の転換点はどこか」などをAIに質問してもらうと、読む“戦略”が身につきます。
1対1で塾のような解説をしてもらっている感覚ですね!
私は「ここの”that”は〇〇のことを指しているから、〇〇のように続くね!」
のような解説をよくしてもらっています。thatの理解苦手!(笑)
2-2. 語彙・熟語の練習・定着支援
文中に出てきた単語・熟語をChatGPTにピックアップしてもらい、例文付きで解説を出してもらいます。
また「この熟語を使った派生表現も5つ教えて」などと指示すれば、多角的な語彙理解が可能です。
さらに、それら語彙を使った短文問題をAIに作ってもらい、実践的な使い方を押さえると記憶が定着しやすくなります。
2-3. 読解問題をAIから自動生成
リーディング問題(短文・中長文)をChatGPTに作成させることで、
「問題文 + 選択肢 + 解説付き」で出力してもらいます。
特に、文章タイプ(説明文・議論文・広告文など)を指定して生成してもらうと、本番に近い問題練習ができます。
AIで生成した問題をタイマーで解く訓練を組み込むと、読む速度と正確性を同時に鍛えられます。
文章量も自分のレベルに合わせてもらうことも可能!
「400字で文章作って」のように頼むだけ☝️
AI学習法を成功させるコツと注意点
AIを活用すれば強力な学習手段になりますが、うまく使えなければ逆効果になることもあります。
以下のポイントを押さえておきましょう。
3-1. 情報の信頼性を担保する
ChatGPTが生成した内容は必ずしも正確とは限りません。
TOEIC対策では、英文の解釈・語彙の意味などの誤りが命取りになりかねません。
そのため、AIの出力を鵜呑みにするのではなく、信頼できる英語辞書・公式問題集・参考書で確認を入れるプロセスを必ず取り入れましょう。
3-2. 丸投げせず“自分で考える時間”を残す
AIで問題を生成してもらう・要約してもらう・語彙を整理してもらう
…それ自体は学習ではなく補助作業です。
本番で問われるのは「自分で考えて解く力」ですので、
AIが出した解答や要約を見て納得できるよう、自分なりの解釈を必ず挟むようにしましょう。
3-3. 学習習慣に組み込む
AIを活用するだけでは効果は限定的。
毎日使う・スケジュールに組む・ルーティン化することが鍵です。
例えば:
- 毎朝15分リスニング練習をAIと
- 夜に1問AI生成の読解問題を解くなど、ルーティンに取り込むことでAI学習法が継続できます。
3-4. AIだけで「過信しすぎない」
AIはあくまで補助ツールであるということ。
模擬試験や本番対策は公式問題集・過去問で手を動かすことが不可欠。
AIによる効率化と、手作業の問題演習をバランスよく組み合わせることが、TOEICで成果を出す最短ルートです。
上手くAIを駆使して高得点を取れるようになりましょう!

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