「やらなきゃいけないのに、つい後回しにしてしまう」
そんな 先延ばし癖 に悩む人は少なくありません。
仕事、勉強、日常のタスク。
どれも取りかかれば大したことがないのに、なぜか始められない…。
実は、これは意志の弱さではなく、脳の仕組みに原因があります。
行動心理学を理解すれば、先延ばし癖は改善できます。
脳は「不快」を避けるようにできている
人が先延ばしをする一番の理由は、脳が「不快」を避けようとするからです。
- 面倒くさい → 作業に手をつけない
- 失敗が怖い → 行動を避ける
- 完璧にできないかも → 始めるのが怖い
脳は「今の快適さ」を優先するため、行動が遅れてしまうのです。
「作業興奮」でスイッチが入る
行動心理学では、「作業興奮」 という現象が知られています。
これは、やり始めてから集中力ややる気が出てくる脳の仕組みです。
つまり、やる気が出なくても、まず始めてしまえば動けるのです。
先延ばしを防ぐには、「最初の一歩」を極限まで小さくすることが効果的です。
お出かけするのも、「外出たくなーい!」ってなる人も多いはず。
でも出てしまえば全力で楽しんでいる人がほとんどなはず。。
先延ばしを防ぐ行動心理学的アプローチ
(1)5分だけやる
やる気がなくても「5分だけ!」と決めれば、脳の抵抗を減らせます。
(2)環境を整える
スマホを机から離す、作業スペースを片づけるなど、行動を妨げる要因をなくす。
(3)ご褒美を設定する
行動の後に「好きなコーヒーを飲む」など、
小さな報酬を用意することで、脳は行動を繰り返しやすくなります。
完璧主義を手放す
先延ばしの大きな原因のひとつが、「完璧にやらなければならない」という思い込みです。
- 「最初から100点を取らなきゃ」
- 「失敗したら意味がない」
この思考は、行動をスタートする前にブレーキをかけてしまいます。
行動心理学からのアプローチ
- 60%で始める:「まずは形にする」ことをゴールにする
- 分割法:タスクを細かく分け、最初の小さな部分だけをやる
- 失敗許容ルール:「1回の失敗は学びに変えればOK」と決めておく
「完璧」を求めるほど動けなくなります。逆に「不完全でも進む」と考えることで、先延ばしは大幅に減ります。
はじめから完璧にできる人はいない!
失敗することもひとつの前進!学び!☝️
習慣化で先延ばしは減っていく
行動心理学的に、習慣は「脳にとってエネルギーの節約」です。
- 毎日同じ時間に取りかかる
- 小さなルーティンを決める
- 成功体験を記録する
これにより「始めること」が自動化され、先延ばしする余地が減っていきます。
慣れてきたら5分の日課も無意識にこなしてしまいます☝️
まとめ
先延ばし癖をなくすカギは、意志の力ではなく 脳の仕組みを理解することです。
- 脳は不快を避けたがる
- やり始めれば作業興奮でやる気が出る
- 行動心理学を活かせば改善できる
「また先延ばししてしまった」と落ち込む必要はありません。
今日から、小さな一歩を試してみましょう。


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